ライバルは誰?

人は同性の兄弟(姉妹)に対しライバル心を抱く傾向にあります。これを「カイン・コンプレックス」と呼びます。


 「あなたのライバルは誰ですか?」

 そう問われたとき兄や弟、あるいは姉や妹、と答える人は少なくはないのではないでしょうか?

 これは心理学的には「カイン・コンプレックス」と呼ばれるもの。兄弟同士が抱くライバル心、敵対心のことを指します。

 この名の由来は旧約聖書から来ています。カインという兄が、弟のアベルに嫉妬してついにアベルを殺してしまうのです。そこから兄弟同士が抱くライバル心を「カイン・コンプレックス」と呼びます。


 それはさておいて、このカイン・コンプレックス、異性よりも同性の兄弟、もしくは姉妹に強く出るといわれています。


 二人目の子供が生まれると、一人目の子供、つまりお兄ちゃんお姉ちゃんは赤ちゃん返りをすることがあります。これは、今まで自分ひとりのものだった親の愛情を、二人目の子供が奪ってしまったために出る行動。親の気を引くため、注意を引くために、指しゃぶりなどして赤ちゃんに返ってしまうのですね。


 つまり一人目の子供と二人目の子供は、二人目の子が生まれた時から親の愛情を競い合うライバル、という訳です。


 そういった幼少期の体験と同時に、一番身近で一番よく知る同性と自分を比較したり、競争したり、ということからライバル心が芽生えるのも当然のことなのかもしれません。