色彩心理学って何?

色彩心理学といわれてもわかりにくいものです。 けれどその中身は、身の回りにある「色」をどう感じるか、という生活の中にある身近な心理学なのです。


 色彩心理学とは、そのものずばり「色」に関する研究をする心理学。

 心理的な面からだけでなく、文化や、色彩自体についての考え、人の生理的な部分、倫理観や宗教観、歴史的背景など、様々な面から研究している学問の一つになります。


 しかし、色の心理学といわれても漠然としていてどういうことかわかりづらいですよね。


 私たちの周りには実に様々な色が溢れています。たとえば、緑という色。一口で緑といっても、木の葉の色や芝生の色、はたまた信号の色も「緑」と呼ばれます。ですが、同じ「緑」と呼ばれても、その中でも一つ一つ色は違います。
 「緑」と聞いても、思い浮かべる緑の色は全員が同じとは言えないのです。

 濃い緑を思い浮かべる人もいるし、薄い緑を思い浮かべる人もいる。「緑」と聞いてどんな光景を思い浮かべますか、と尋ねても、多少共通点はあっても全員一つの答え、とはならないでしょう。その色の好き嫌いも違います。


 それは、日常生活の中で「見る」という行為によって色から様々な印象を受けるから。
 そして、その印象は人によって感じ方が違っているからです。


 その人それぞれ感じ方が違う「色」に対してどのように感じるかを研究することにより、その人の自身の傾向を理解することが出来る、と考えらます。また人がどの色についてどのように感じるか、たとえばある色を好きと思う人はどんな人か、嫌いと思う人はどんな人か、など理解していれば、多くの分野でそれを利用も出来るでしょう。


 色彩心理学は難しいように見えて、実は日常生活に密接にかかわっているものなのです。