ドキドキとドキドキ

 人は「ドキドキ」の種類を取り違えることがあります。  それは運動による「ドキドキ」と、性的な「ドキドキ」。  人は運動でドキドキしているにもかかわらず、その時近くにいる異性にドキドキしていると勘違いしてしまうことがあるのです。


 「胸がドキドキする」ということはよくあります。人はその「ドキドキ」の意味を取り違えることがあります。これを「錯誤帰属」、「吊り橋効果」と呼びます。


 「ドキドキの意味を取り違えるって?」と思う人もいるかもしれません。

 それは、こういうことなのです。


 好きな人とすれ違ったりして好きな人に近づいたとき、胸がドキドキしますよね。これはいわゆる性的興奮。相手を意識してのドキドキです。


 けれど人はスポーツをするなど激しく動いた時にも心臓は「ドキドキ」するのです。
 これは生理的興奮と呼ばれるもので、好きな人や気になる異性に対する性的興奮とは本来全く意味の違うものです。


 この二つの「ドキドキ」を取り違えるのが、「錯誤帰属」。
 この効果を実証するために吊り橋で実験が行われたことより、「吊り橋効果」とも呼ばれています。


 運動したあとなどで心臓がドキドキしているのに、そのときそばにいた人に対してドキドキしていると勘違いしてその人のことを「好きだ」と思ってしまうのがこの効果。


 つまり相手の気持ちを自分の方に振り向かせるために、一緒にスポーツしたりして「ドキドキ」させるのも一つの恋愛成就のための手段ということ。
 
 「ドキドキ」した相手は、傍にいる人にドキドキしている、と思ってくれるかもしれません。

 人は心臓がドキドキしただけで恋に落ちてしまうこともあるのです。