高価なプレゼントはうれしい?

 高すぎるプレゼントをもらうと、人はプレッシャーを感じてしまいます。  それは人には「好意には好意で返す」という「好意の辺報性」があるからです。


 好意を示されると、人は同じく好意を相手に返すという心理法則、「好意の返報性」。 この法則を使えば、自分の気持ちを誰よりも先に伝えることで、相手にとって特別な存在になり得るなどの利点があります。


 ですがこの法則、ちょっと厄介な一面も持っています。
 それは、プレゼントを贈られる時に働いたとき。


 ではプレゼントを贈られたときに「好意の返報性」が働いたら何故厄介なのでしょう?


 それは、もらったプレゼントに対し、同等のプレゼントを返さなくてはならないという意識が働くから。


 自分に見合った、自分でも同等のプレゼントを返せる場合は、何の問題もありません。素直にプレゼントを、それを贈ってくれた相手の好意を喜ぶことができるでしょう。
 けれど、もし自分には見合わない、自分では到底同じだけの物を返せないという高価なプレゼントをもらった場合は?


 それはもらった人にとっては重荷になってしまうのです。


 贈る側は好意のしるしとしてあげたものでも、むしろ好意のしるしとして贈ってくれているとわかるからこそ余計に、贈られた側は贈ってくれた人に対し申し訳なく思ってしまいます。これは、相手の好意に対して同じものを返したくても返せないから。


 相手の好意に対して同じ好意を返したいというのは、まさしく「好意の返報性」。善意の贈り物が相手にとってはプレッシャーになるのはこの法則が原因なのです。


 相手に好意を示すために、金額を吊り上げて贈り物をすることは簡単かもしれません。ですが高すぎる贈り物は逆に心理的に敬遠されるということを頭に入れて、その人に合った物を贈るようにしましょう。高すぎるプレゼントはかえって相手を遠ざけてしまいますよ!