好きにはすきで返す

 人は好意を示してくれた相手には好意で返そうとします。  これを「好意の返報性」と呼びます。


  「好意の返報性」という心理を知っていますか?


 難しそうな言葉ですが、実はその内容は実に単純。

 「人は好意で接してくれる人に対しては好意で返そうとする」という心理なのです。


 ちょっと考えてみましょう。自分にとても親切にしてくれる人がいます。そういった人に嫌な感情を抱くでしょうか?
 以前親切にしてくれた人が困っていれば、
「余計に困らせてやろう」
 という悪意よりも、
「今度は僕の方が助けてあげないと」
 という好意の方が働きやすいと思います。


 これが、好意の返報性。


 自分のことを思ってくれる相手に対して、人は好意的に思います。それは人がそれぞれ認めてもらいたい、評価してもらいたい、という欲求を持っているから。


 では好意の返報性について知った上で、もう一つ考えてみてください。

 人から「好きだ」と真剣に告白されたら、告白された人はどう思うでしょう?

 既に嫌悪感情を抱いている相手から言われても、それは嬉しくないかもしれません。でも、たとえば既に少しでも好意を持っている相手だったり、別に好きでも嫌いでもない相手だったりから、心の底から「好き」と言われたら?


 好意の返報性から考えると、勿論、返ってくるのは好意のはず。


 好きという感情は、その人を認めるということ。認められたいと思う欲求を、見事に満たしてくれる言葉となります。つまりその言葉を与えてくれた人はその時点で「特別」な存在になるのです!

 もちろん、何人も何人もに「好き」といわれている相手に対して言っても効力は弱まります。誰よりも先に言うことで、「特別」の度合いは増すのです。