ひとのなわばりA 密接距離

 ひとのなわばりは8つに分類されます。  そのうちの「密接距離」に入れた場合、恋人や家族など非常に親しい間柄だと思われている証拠です。


 ひとにも他の動物と同じようになわばり意識があります。

 といっても、明確に「ここからここまでは俺のもの」などと意識しているわけではありません。感覚的に、ある一定の距離の中、つまり自分のテリトリーの中に入られると、理由もわからず嫌な気分になったりするのです。


 その「侵入されると気持ち悪い」と感じる距離は、二人の関係性によって変化します。アメリカの学者は、そのひとのなわばりについて8つの区域に分類して考えました。

・0〜15センチの距離

 密接距離、と呼ばれる非常に近い距離の中でも、さらに近い近接相と呼ばれる空間になります。
 0、すなわち相手に触れることすら許すというのは、非常に仲の良い証拠。
 この距離では相手のにおいだけでなく体温さえも感じることが出来ます。これは家族や恋人など、非常に心の通った相手にしか許されない距離だといえます。

・15〜45センチの距離

 相手と非常に近い距離になります。
 けれど密接距離の近接相とは違い、相手に触れることは可能ですが、手を伸ばさなければ届かない距離になります。
 この距離が密接距離の遠方相です。
 近接相の場合とは違い、家族や恋人以外の人でも入れますが、入られた側は意味もなく気持ち悪く感じます。親密度が高くないのにもかかわらず親密な人しか入れない「なわばり」に入られたことによってストレスを感じているのです。


 この「密接距離」に入れたら、相手はあなたにかなり強い好意を抱いている、ということになります。