仲良くなるのは近い人

 ひとには、近くにいる人と仲良くなる心理傾向があります。  それを「近接の要因」と呼びます。


 人はどういった人に好意を持つのでしょう?


 たとえば、厳しい受験をへて入った高校。周りは自分の知らない、新しいクラスメイトばかりです。
 こういった場合、異性同性限らず、どんな人とまず話をするようになりますか?


 おそらく多くの人が、「その時近くにいた人」と答えるのではないでしょうか。
 たまたま前の席だった人、隣の席だった人。とにかく自分の近くにいる人とまず、会話や接触を試みるのではないでしょうか。
 周りの人の性格も何もわからない状態では、わざわざ遠くの人を選んで話しかけにいくのは、話しかける方からしても話しかけられた方からしても不自然ですよね。


 恋愛だけに限らず、このような近くの人同士が仲良くなることは近接の要因と呼ばれます。


 こういった現象があることを知っていれば、好きな人、仲良くなりたい人がいる場合まずどうすれば良いか見えてきます。


 そう。出来るだけ相手の近くの席を選ぶなど、「近接の要因」を自分で作り上げるのです。


 「遠くから眺めているだけでいい」なんて言っていると本当に眺めているだけで終わってしまう可能性の方が高いけれど、とりあえず近くの席に行けば、それだけで「近接の要因」が働くこともあるかも!


 実際に話しかける勇気はなくとも、とりあえずは近くにいること。
 相手の視界に入る場所にいること。


 それがまずは第一だと言えます。