クローズなひとびとA

最近増えてきている「クローズ人間」。このクローズ人間の取る行動は、過剰負荷環境の中で人が取る行動と似通っています。


 「クローズ人間」が増えた理由として「過剰負荷環境」を取り上げましたが、この過剰負荷環境の中で人々がどう順応するか研究がなされています。
 この順応方法こそ、「クローズ」の仕方に他ならないのです。
 「過剰負荷環境」で人々が取る4つの順応方法についてみてみましょう。


・短時間処理

 余計なものいらない、必要なことだけ伝えれば良い。
 そんな考えから、情報を出来るだけ簡単に伝えるようになります。
 「内容を簡単に」という意味でもありますが、これは「言葉遣いを簡素に」という意味もあります。つまり、敬語・丁寧語を省いた、どこかぶっきらぼうな受け答えをするようになるのです。


・情報の排除

 情報の排除といっても、すべての情報を排除するわけではありません。
 自分にとって都合の良い情報はしっかりと取り入れ、それ以外の、自分には不要、もしくは不都合のある情報については無視するというのがこの手段です。


・責任回避

 何か問題が起きても人のせいにしたり、誰かが解決する、といった他力本願な考え方で、自分からは何も動こうとはしません。


・他者の利用

 自分と何かの間で問題が起きても、自分自身では解決しようともしません。自分以外の誰かを間に入れて、直接接触せずに解決させようとします。


 自分の身の回りにこのような人はいませんか?
 これは「過剰負荷環境」への対応方法ですが、「クローズ人間」は実にこれと似通った行動を取ることがわかっています。